風邪というのはウィルスなどの病原体による感染症です。感染すると鼻やのどを中心とした上気道に炎症が起こります。くしゃみ、鼻水、せき、喉の痛み、発熱などの症状が起こって、悪化すると肺炎や気管支炎などになるケースもあります。特に高齢者が心配で、命に関わることになりかねません。原因のひとつでもあるウイルスも200種類以上が確認されています。乾燥して低温の状態というものを好むものも多いそうで、冬場に流行しやすいと言われています。
風邪のウィルスというのは、鼻やのどの粘膜から侵入すると思いますが、からだの方はこれを追い出すためにくしゃみやせき、鼻水を出すそうです。また発熱は、高温の苦手なウィルスを増殖させず、免疫活動を活発にしてウィルスを撃退しているのです。
予防はやはり原因となるウィルスなど病原体を体内に入れないということになるでしょう。風邪が流行っている時はマスクをしたり、帰宅時のうがい、手洗いを習慣にしておくのが良いかと思います。風邪にかかってしまったら無理をしないで安静にして、十分な睡眠をとるように心がけましょう。外出は控えて、他人に風邪を移さないよう、配慮しましょう。
また、普段から免疫力を高めておくというのも、風邪を防ぐのに有効なのだそうです。免疫力アップにはタンパク質、ビタミンC、乳酸菌、粘膜を強くする働きのあるビタミンAなどを毎日摂取するのがよいそうです。ハーブのエキナセアには抗ウィルス作用や免疫力を高める作用があるそうです。免疫力が低下すると、ウィルスや細菌が入りやすくなるそうなので、積極的に関連する栄養素を取り入れたいと思います。